zakki_diaryのブログ

日々の記録。

9/3

昨日は聲の形を観た。すごく良かった。

個人的には、原作で描写されていた文化祭で映画製作をするというのがあまりよろしくないと思っていたので、それがカットされていたことに関しては好印象だったし、二時間に上手くまとまっていたと思う。変に商業寄りに改変されてるように全く感じなかったし、原作から伝わってきたメッセージ性がしっかりと映画からも伝わってきたので申し分なかった。恋愛を前面に押し出すとか、客受けを狙うために原作の良さを潰すような改変が無かったのが本当に良い。キャラの心情の動きがすごく大切な漫画だと思っているので、原作有りのアニメ映画としてはすごく良い出来じゃないかと思う。バイト先で原作既読済みなら別に見なくても良いんじゃないと言われて、なんだかんだレンタルするまで見なかったわけだけど、映画館で観ればよかった。アニメ化として素晴らしい出来だと思う。

見終えた後、勧善懲悪な映画のようにスッキリする気分になるわけでもなく、明確な救いがあるわけでもないので、人によってはモヤモヤしたまま終わったと感じるかもしれないけど、終わり方としては中途半端ではないしこの終わり方がとても合っていると感じた。人生もこういうものだというか、何かずっと引きずって生きていかなきゃいけないと思うし、重なるものがある。石田を含めキャラがそれぞれ内面的に成長したんじゃないかなと思う。

内容としては石田の描写が特に良かった。小学生の石田はともかく、高校生の石田の居心地の悪さが単にセリフで語られるんじゃなくて行動として映像から伝わってきた。この石田のような性格を抱えている人は本当にどこにでもいるんじゃないかと思う。学校での振る舞いや気持ちがすごく分かってしまったし、自分もこんな気分で過ごしていたなと思い出して辛かった。学校生活が長くなると他人の目を気にするあまり自己評価が低くなって他人に申し訳なくなったり、委縮して自分はこういうキャラだからこう思われても仕方ないみたいな他人第一みたいに思っていた。自分は迷惑かけちゃいけないんだと思って、同級生に遊びに誘われても「~とは仲が良くても~とは仲良いわけでもないし俺が行ったら邪魔じゃないか」みたいに考えて断ったこともあった。誘ってくれるのはありがたいけど、その誘われただけで十分みたいに思ったこともあったし大抵の誘いは断ることが多かった。今思うと少し異常だと思うけど、当時の自分からしたら学校はそれだけ閉鎖的で少しでも自分の環境を悪くさせたくないって思いが強かったんだと思う。その為にも空気読んで人に合わせてばかりだったなと思う。そういう風に勘繰ってる時点で仲の良い友達なんかいなかったんだろうと今では思うけど。

石田と硝子だけに留まらずに、ヘアカットだけではあったけど西宮母と石田母の絡みがあったのが良かったなと思う。この二人の関わりは結構重要だと思うし、あれのおかげで少しは救われたんじゃないのかなと思えるからよかった。山田尚子監督の作品がこれからも楽しみになった。

今日は幸せへのキセキを観た。原題のwe bought a zooのように動物園買っちゃったの方が良いんじゃないかと思った。良作という感じ。良い映画だったなあという感想。

奇跡のレッスンというEテレの番組を見た。世界的にも有名なノルウェーの指揮者、カールホグセットさんが中学生に指導するという内容。今日は後編で、一週間の集大成として親御さんの前で合唱をする。終わった後にある生徒のお父さんにインタビューしていたのだけど、娘の成長に感動した様子がものすごく伝わってきて泣けた。インタビューに答える時の口元が震えていた。子を見守る親の気持ちってこんなんだろうかと少し母性ならぬ父性を感じた。人に感動を与えるって素晴らしいことだと思うし、なにより一つの目標に向かって真剣に取り組むこと、これは運動系も文化系も関係なくとても大切なことなんだと思った。

自分の根底には、父親を見返してやりたいという気持ちがあるのかもしれない。期待にこたえたいというよりも自分のプライドがそう出来てしまっているのかも。そのためにも父親よりも良い所へ就職したいとか、父親とは違う分野に進みたいとどこかしら思っていると思う。それとは別に自分の本心もあるだろうけど、自分の見栄やプライドという部分は親に絡んでると思う。と、最近は感じる・・・

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