読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

zakki_diaryのブログ

日々の記録。

「心が叫びたがってるんだ。」感想

※完全に私見です

最初はすごく良かったのに、期待させておいてラストが微妙だった。

レンタル新作が100円だったので、ようやく「心が叫びたがってるんだ。」を借りて観た。映画館で観られなかったし、ひそかに期待してたんだよ・・・

良いか悪いかで言ったら、まあ良かったとは思います。

途中で泣いてしまったし、演出とBGMがうまく噛み合っていて良かったと思うから。ほんとに、途中までは良い作品だったと感じた。

でも、一つ言いたい。

 

序盤までは良かったのに、ラストにかけてわざわざ要らない描写挟むのなんでなの??

"痴情の縺れ"ってモブキャラが言ってたけど、ほんとそう。

成瀬の成長の物語を主題として進むものだと思っていたのに、急に恋愛のいざこざを織り交ぜたせいで物語として下らない印象を受けてしまった。すごく冷めてしまった。

出だしに成瀬の過去が描写されたんだから、そこを主軸にして、ミュージカルを通して過去と向き合って、成瀬の成長の物語が見られたらそれだけで面白くて良い作品になると思うんだよ。むしろこの王道が見たかった。

成瀬が話せなくなった原因は過去の出来事が問題であって、本質的には自分自身の意識をどうするかってことだと思っていたのに、なぜか「本当に伝えたいこと」が恋愛に繋がっていった。

別に恋愛をやることは悪くないのだが、恋愛は一要素とするべきでしょ。

恋愛は恋愛で回収して、母親との関係性の改善は果たして回収できたか?

序盤で家庭事情を描写しておいて、なぜか家庭の再生が放置で終わったように感じたのだが・・・

そういう意味で、ラストがとても微妙に感じた。

成瀬の母親が、ミュージカルを通して我が子の本心を知って、親子の関係が再生していくようなことを期待していたら、なぜかミュージカルの内容に焦点が当てられなかった。

「ミュージカルをやること」だけになって、内容に目が向けれずに陳腐な感じになってしまった。

その原因になったのがまさしくあの”痴情の縺れ”であって、キャラのクズさは置いておいてもわざわざなんであんないざこざを織り交ぜたのか理解ができない。

こういう無駄な要らない描写挟むの本当に嫌い。

多分盛り上がると思ってるんだろうけど、個人的には茶番でしかなかった。

どこが茶番って、あのせいでラストの見せ場であるはずのミュージカルを台無しにしたと思うんだよ。

成瀬が逃げ出すに至った動機が浅すぎるというか、元々成瀬が話せなかった原因は坂上への好意ではないでしょ。

それを何故か分からないけど、無理矢理「坂上が好きだったからどうでもよくなった」とかいうキモい心情描写にして、下らない展開にしたせいでラストのミュージカルが台無しになったと感じた。

だからモヤモヤが残ったのだと思う。

それと仁藤と坂上がクソすぎて、一番キャラとしてまともに立っていたのはやっぱり田崎だったかなあ。

仁藤が一番嫌いだな、何でこいつはさりげなく上から目線なんだ。

坂上に対して自分は告白される側みたいな立場がなおさらうざい。

こいつらが中学時代に何をしたのか知らないが、中途半端は嫌いとか言いながら最期まで中途半端に終わりやがって一番ムカついた。

田崎くんは嫌な面もあったけど、登場人物の中で自分と向き合って成長したキャラだと思うので良いキャラだった。

現実でこんな奴いたら絶対関わらないけどな。争いごと嫌いだし。

ただの作品として何も考えずに観れば、ああ泣いたー良い作品だったーで終わったけど、メッセージ性がショボいというか、結局何がやりたかったのか見えてこなかったので、すごいモヤモヤした気分で終わってしまった。

なので他人に勧められるような作品ではないなあ。

次のアニメ映画は聲の形か。これは期待しております。

虐殺器官いつになるんだ・・・